光学セミナー開催

株式会社ティー・イー・エムと協力し、以下の光学セミナーの開催を予定しています。

【今後の予定一覧】

・2024年8月29日(木)光学系の収差とその補正セミナー
・2024年8月29日(木)3次収差係数から導かれる収差補正法セミナー ~最適化設計の効率化のために~
・2024年9月26日(木)照明光学系初級1セミナー、照明光学系初級1「対面実習」セミナー(Zemax OpticStudio実習付)
・2024年9月27日(金)照明光学系初級2Webセミナー(Zemax OpticStudio実例紹介あり)
・2024年9月27日(金)照明光学系初級3Webセミナー(Zemax OpticStudio実例紹介あり)
・2024年10月17日(木)回折光学系設計Webセミナー(Zemax OpticStudio実例紹介あり)


【各セミナー詳細】

●● 光学系の収差とその補正セミナー ●●

<開催日時>
2024年8月29日(木)10:00~13:00

<概要>
光学設計者にとって、収差の特性やそのコントロール方法をきちんと理解しておくことは非常に重要なことですが、
収差論の難解さもあいまって設計者にとってはハードルの高い事項の1つです。
本セミナーは収差に関しての基礎的な事項、収差補正のための基本的事項、非球面を利用した補正等の発展的事項などを
いくつかの基本的な式とその式の意味することの解説によって収差に対するイメージ力を高めることを目標に学ぶ講座です。

※本講座は、光学設計のベースとなる収差理論の解説に主眼を置いたものです。
実践を主眼とした別講座「3次収差係数から導かれる収差補正法セミナー」とセットで受けられることにより、
理論と実践をバランスよく学ぶことができます。

<受講対象レベル>
光学(レンズ)系の設計に携わっている方、これから携わる方で、収差のことを体系的に学びたいと考えておられる方や、
既に「結像光学入門」「結像光学系設計初級」等のセミナーを受講された方を対象としています。
収差についてできるだけイメージしやすい形での説明を目指した内容になっていますので、収差論を学びたいが敷居が高いと考えている方にもおすすめの講座です。
※本セミナーではZemax OpticStudioを使用した実習はございません。

<内容>
1.収差をしっかり理解する
   1-1 結像の対称性のくずれとしての収差
   1-2 ザイデルの5収差
   1-3 色収差
   1-4 偏心によってあらわれる収差
   1-5 収差の評価、収差図の見方
   1-6 光路図、近軸追跡で理解する収差の出方
2.収差コントロールのための基本事項
   2-1 球面収差とデフォーカス特性
   2-2 コマ収差と正弦条件
   2-3 像面湾曲とペッツバール和
   2-4 色収差補正のためのガラスの選び方
   2-5 ベンディングによる各収差の動き
3.収差低減のためにさらに知っておきたいこと
   3-1 瞳移動と物体移動と収差
   3-2 敏感度の高い設計と低い設計
   3-3 非球面の自由度がもたらすもの
   3-4 別解は離れたところにある
   3-5 自動設計と収差論解析は設計の両輪
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社 荒木 敬介

<セミナー開催場所>
以下のティーイーエム社セミナー室もしくは近隣会場
株式会社ティー・イー・エム セミナー室
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-1-10 TUGビル5階

<費用>
30,000円(税別)
同日開催の「3次収差係数から導かれる収差補正法セミナー ~最適化設計の効率化のために~」と同時お申し込みで各10%割引27,000円(税別)となります。

<お申し込み定員>
15名程度
※満席になり次第受付を終了させていただきます。

<セミナー開催方法>
対面方式

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。



●● 3次収差係数から導かれる収差補正法セミナー ●●
   ~最適化設計の効率化のために~

<開催日時>
2024年8月29日(木)14:00~17:00

<概要>
レンズ設計はコンピュータによる最適化で行われていますが、その最適化設計をより効率良く行うための実践的な講座です。
この講座では、収差係数 収差論を基に設計の効率向上を考えます。
まず、収差係数を求める計算式からパラメータ変化で収差がどう変化するかなどの基本を理解した後、
収差発生量を小さくする手法、高次収差を小さくする手法などOpticStudioを用いた多くの収差補正例とともに、
レンズ設計の勘所を学んでいきます。
最適化の際の評価関数としての収差係数の利用など性能向上のためのテクニックも紹介します。
なお、説明のために計算式は出てきますが、式を追っていただく必要はありません。

*本講座は、3次収差係数を用いた収差補正の実践に主眼を置いたものです。
ベース理論解説を主眼とした別講座「光学系の収差とその補正セミナー」とセットで受講されることにより、
理論と実践をバランスよく学ぶことができます。

<受講対象レベル>
Zemax OpticStudio 等を用いてレンズ設計・評価を行ったことがあり、
今後レンズの最適化設計を効率的に行っていきたい初級~中級レベルの光学設計者を対象としています。
※本セミナーではZemax OpticStudioを使用した実習はございません。

<内容>
1. 3次収差係数って何
2. Zemax OpticStudio の収差係数
3. なぜ球面レンズで 球面収差 コマ収差 非点収差 像面湾曲 歪曲収差が発生するのか
4. レンズのベンディング変化と収差係数の変化
5. 収差係数計算式と計算式から導かれるいろいろ
6. 高次収差発生の理由と高次収差の低減、補正
7. 最適化に収差係数を用いる
付録:Zemax以外のソフトウエアの収差係数と3次収差量の計算式
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社 丸山 晃一

<セミナー開催場所>
以下のティーイーエムセミナー室もしくは近隣会場
株式会社ティー・イー・エム セミナー室
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-1-10 TUGビル5階

<費用>
30,000円(税別)
同日開催の「光学系の収差とその補正セミナー」と同時お申し込みで各10%割引27,000円(税別)となります。

<お申し込み定員>
15名程度
※満席になり次第受付を終了させていただきます。

<セミナー開催方法>
対面方式

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。



●● 照明光学系初級1セミナー、照明光学系初級1「対面実習」セミナー ●●

<開催日時>
(1)照明光学系初級1セミナー(Web参加も可) 2024年9月26日(木)10:00~13:00
(2)照明光学系初級1「対面実習」セミナー 2024年9月26日(木)14:00~17:00

■(1)照明光学系初級1セミナー(Web参加も可)の内容
<概要>
本セミナーは、照明光学系設計の勉強をこれから開始される方を対象として、照明光学系設計に関わる基礎的なことがらを初歩から学ぶ講座です。
照明光学系には色々なバリエーションがあり、多くの技術が使われています。しかし、一見複雑に見える照明光学系でも、基本原理と光学系の特徴をしっかり理解しておけば、
全体を俯瞰でき、見通しを持った設計ができるようになります。本講座では、そのための基礎事項を理解していただくことに主眼を置いています。
※本セミナーの時間内ではZemax OpticStudioの実習は行いませんが、Zemaxを使った設計例をご紹介いたします。

<受講対象レベル>
照明光学系設計の勉強をこれから開始される方を対象としています。
光学初級者にもわかりやすい内容となっています。

<内容>
1.照明計算の基本
1-1 光線とは
1-2 光源
1-3 エネルギーと明るさ
1-4 ルーメン(光束)
1-5 照度
1-6 照明計算
1-7 光度と輝度
2.光線のふるまいとレンズの結像
2-1 光の直進性
2-2 乱反射と正反射
2-3 反射の法則・屈折の法則
2-4 レンズの結像
2-5 乱反射(拡散光)の取り扱い
3.照明光学系と結像
3-1 クリティカル照明とケーラー照明
3-2 像の明るさ
3-3 COS4乗則
3-4 照明エリアの大きさ
4.照明用レンズのバリエーション
4-1 さまざまなレンズ
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社 福嶋 省


■(2)照明光学系初級1「対面実習」セミナーの内容
<概要>
本セミナーは、照明光学系初級1セミナーを受講された方を対象とし、実際に光学設計ソフトZemax OpticStudioの操作をしていただくことで、
座学で学んだことがらについて、より実感をもって理解を深めていただくことを目的とした実習講座です。
定員を少人数に絞って、対面式で開催しますので、Zemaxを初めて使用される方や操作にまだ慣れてない方へもお勧めのセミナーです。
※照明光学系初級1セミナーを受講された方を対象としておりますので、照明光学系に関する基本的な用語等の解説は、本セミナー内では詳しくは行いません。

<受講対象レベル>
照明光学系設計の勉強をこれから開始される方を対象としています。
光学初級者にもわかりやすい内容となっています。
照明光学系初級1セミナーを受講された方で、光学設計ソフトZemax OpticStudio(ノンシーケンシャルモード)の使用経験がない又はほとんどない方
を想定しています。

<内容>
実習1.
1-1 光源の設定
1-2 ディテクタ面の設定
1-3 照明シミュレーション
1-4 指向性LED
1-5 LEDの形状追加
実習2.
2-1 凸レンズによる結像
2-2 近軸量の計算
2-3 光線追跡
実習3.
3-1 単レンズ込みでの照明計算
3-2 非球面レンズ
3-3 照明用レンズのバリエーション
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社 福嶋 省、春本 祐子


<セミナー開催場所>
株式会社ティー・イー・エム セミナー室
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-1-10 TUGビル5階
※お申込み多数の場合は会場を変更する場合がございます(東京都内を予定)

Web参加をご希望の場合は下記ご確認下さい。
※インターネットへの接続環境が必要になります。ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※Microsoftアカウントへの登録とTeamsアプリのインストールは不要です。

※照明光学系初級1セミナーのみお申し込みのお客様はWebと対面のどちらでの参加をご希望かお知らせください。
※照明光学系初級1「対面実習」セミナーと同時お申込みの場合は原則対面でのご参加として予約を受け付けますが、「対面実習」セミナーのみ現地でのご受講をご希望の場合はその旨お知らせください。

<費用>
各30,000円(税別)
同時お申込みで各10%割引27,000円(税別)となります
照明光学系初級2、3 Webセミナーと同時お申込みの場合も各10%割引27,000円(税別)となります

<お申し込み定員>
照明光学系初級1セミナー:25名(対面でのご参加者様は先着10名様程度)
照明光学系初級1「対面実習」セミナー:10名程度

<セミナー開催方法>
基本的に対面方式
対面実習を除く照明光学系初級1セミナーはWeb参加も可

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。



●● 照明光学系初級2、初級3Webセミナー ●●

<開催日時>
(2)照明光学系初級2Webセミナー 2024年9月27日(金)9:00~12:00
(3)照明光学系初級3Webセミナー 2024年9月27日(金)13:00~16:00

■(2)照明光学系初級2Webセミナーの内容
<概要>
「照明光学系初級2Webセミナー」は、「照明光学系初級1セミナー」に続くもので、光学系のバリエーションを増やして、多くの照明光学系の例を体験していただきます。
また、理論的な部分についても少し深堀りしていきます。
「照明光学系初級1セミナー」と「照明光学系初級2Webセミナー」を連続して受けていただくと、照明の基礎から照明光学系のバリエーションまでを続けて学べる構成になっています。
以前、「照明光学系入門」「照明光学系初級」「照明光学系Webセミナー」を受けられたことのある方は、次ステップとして「照明光学系初級2Webセミナー」を受講されることをお勧めいたします。
※本セミナーの時間内ではZemax OpticStudioの実習は行いませんが、Zemaxを使った設計例をご紹介いたします。

<受講対象レベル>
下記のいずれかに該当する方を想定しています。
・照明光学系設計の勉強を開始されている方で、Zemax OpticStudioを使ったことがある方
・対面式の照明光学系入門、もしくは照明光学系初級1セミナーのどちらかをご受講済みの方
・照明光学系Webセミナー、もしくは照明光学系初級1セミナーのどちらかをご受講済みの方

<内容>
1.測光量の基礎
  測光量の定義、光源の発光効率、輝度不変則、熱放射、完全拡散面光源
2.光学系と測光量
  コサイン4乗則、照明系の解析例、均一照明の方法
3.レンズによる照明
  ビーム配光、広範囲配光
4.反射鏡による照明
  放物面鏡、ヘッドランプ
5.照明系の最適化
  照明均一化
6.LED光源
  表面実装タイプ、レンズなし、ドーム、砲弾型
7.その他の話題
  光源・レンズのアレイ化、散乱の扱い、CADデータ化
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社
梶谷 和男、宮前 博


■(3)照明光学系初級3Webセミナーの内容
<概要>
「照明光学系初級3Webセミナー」は、「照明光学系初級2Webセミナー」に続くもので、光源やパネルなど、照明光学系に使われる入出力要素や、光学系とのマッチング方法、
表面の散乱特性などについて解説し、初級2に引き続き実際の設計・評価例を詳しく紹介するものです。
「照明光学系初級1セミナー」、「照明光学系初級2Webセミナー」、「照明光学系初級3Webセミナー」を連続して受けていただくと、照明の基礎から照明光学系の実際の設計までを続けて学べる構成になっています。
以前、「照明光学系初級2セミナー」もしくは「照明光学系初級2Webセミナー」を受けられたことのある方は、さらに次のステップとして「照明光学系初級3Webセミナー」を受講されることをお勧めいたします。
※本セミナーの時間内ではZemax OpticStudioの実習は行いませんが、Zemaxを使った設計例をご紹介いたします。

<受講対象レベル>
下記に該当する方を想定しています。
・対面式の照明光学系初級2セミナーもしくは照明光学系初級2Webセミナーのどちらかをご受講済みの方

<内容>
1.光源と照明光学系
  光源の種類と放射特性、光学系とのマッチング
2.パネルと照明光学系
  パネルの種類、光学系とのマッチング
3.拡散板、マイクロレンズアレイ、偏光板の応用
4.表面の散乱特性とBSDF
5.ケーラー照明とクリティカル照明の設計
6.光源のスペクトル設定
7.照明系の色収差
8.散乱特性の設定
9. 配光特性の表示
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社
梶谷 和男、宮前 博


<費用>
各30,000円(税別)
同時お申込みで各10%割引27,000円(税別)となります
照明光学系初級1セミナー、照明光学系初級1「対面実習」 Webセミナーと同時お申込みの場合も各10%割引27,000円(税別)となります

<お申し込み定員>
25名

<セミナー開催方法>
Web方式

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。



●● 回折光学系設計Webセミナー ●●

<開催日時>
2024年10月17日(木)9:00~16:00

<受講対象>
レンズ設計やシミュレーション評価の経験があり、この分野での一般的な用語や概念にある程度慣れている方を対象とします。レンズ設計ソフトZemax OpticStudioを用いた実例の説明を行いますが、使用経験は問いません。
※本セミナーではZemax OpticStudioを使用した実習はございませんが、Zemaxのサンプルファイルをご提供いたします

<概要>
回折光学素子(特に通常のレンズと同様の屈折機能を持ちながら非球面機能や特異な色収差特性を持つブレーズ型の素子)を用いた光学系の設計に関して、基礎的なことがらから実際の設計手法までを学ぶ講座です。光学設計ソフトZemax OpticStudioを用いた設計・評価例を紹介しながら、理解を深めていただくことを特徴としています。実例のデータを提供しますので、講座で学んだ内容をZemax OpticStudio上で確認・自習することができます。

<内容>
1.回折素子の基礎
   1-1 回折素子の機能と特性
   1-2 光路差関数
   1-3 回折面の屈折力と近軸特性
   1-4 回折面の波長特性(アッベ数、部分分散比)
   1-5 波長変動による回折効率の低下とその補償
   1-6 高屈折率法による回折面の表現

2.回折光学系の設計
   2-1 光学設計ソフトウエアでの回折素子の取り扱い
   2-2 Zemax OpticStudioのバイナリオプティクス
   2-3 Zemax OpticStudioによる回折格子の評価
   2-4 Zemax OpticStudioによるゾーンプレートの評価
   2-5 回折屈折ハイブリッドレンズの設計
   2-6 微細構造の設計
   2-7 不要回折光の評価

<講師>
チームオプト株式会社 宮前 博、丸山 晃一

<費用>
60,000円(税別)

<お申し込み定員>
25名

<セミナー開催方法>
Web方式

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。