光学セミナー開催

株式会社ティー・イー・エムと協力し、以下の光学セミナーの開催を予定しています。

【今後の予定一覧】

・2024年4月11日(木)レンズの測定評価Webセミナー
・2024年4月11日(木)光学系の誤差解析入門Webセミナー
・2024年5月22日(水)結像光学系設計中級1「マルチコンフィギュレーション」(Zemax OpticStudio実習付)
・2024年5月23日(木) 結像光学系設計中級2「非球面とフレネル」(Zemax OpticStudio実習付)
・2024年5月24日(金)メタレンズ入門Webセミナー
・2024年6月12日(水)光学入門1「光線としての光」Webセミナー
・2024年6月13日(木)光学入門2「幾何光学実習」(Zemax OpticStudio実習付)
・2024年6月14日(金)光学入門3「波としての光」Webセミナー
・2024年6月14日(金)光学入門4「偏光」Webセミナー
・2024年7月4日(木)結像光学系設計初級1セミナー(Zemax OpticStudio実習付)
・2024年7月5日(金)結像光学系設計初級2セミナー(Zemax OpticStudio実習付)
・2024年8月29日(木)光学系の収差とその補正セミナー
・2024年9月26日(木)照明光学系初級1セミナー(Zemax OpticStudio実習付)
・2024年9月27日(金)照明光学系初級2Webセミナー(Zemax OpticStudio実例紹介あり)
・2024年9月27日(金)照明光学系初級3Webセミナー(Zemax OpticStudio実例紹介あり)
・2024年10月17日(木)回折光学系設計Webセミナー(Zemax OpticStudio実例紹介あり)


【各セミナー詳細】

●● レンズの測定評価Webセミナー ●●

<開催日時>
2024年4月11日(木)9:00~12:00

<概要>
レンズなどの光学系を開発するにあたっては、その測定評価は非常に重要です。特に、実際にレンズを製作する際、目標性能を実現するためには、測定評価は不可欠です。本講座では、長年光学系開発に携わってきた講師が、光学系開発の際に必要となる一連の測定評価について解説します。内容的には大きく二つに分かれており、レンズ単品の測定評価および光学系全体での測定評価について、それぞれ説明します。

<受講対象レベル>
レンズの測定評価について学びたいと考えておられる方を対象としています。光学系開発の実務に関わっておられる方が、レンズの測定評価について網羅的に学習するには最適です。光学系開発の実務を担当されていない方でも、光学についての基礎知識があれば、十分理解していただける内容となっています。

<内容>
1.単レンズの誤差(ガラス研磨レンズ、ガラス成形レンズ、樹脂成形レンズ)
   1-1 レンズ面の測定
     球面 r 誤差、ニュートン誤差、非球面、面形状、表面あらさ、干渉測定
   1-2 レンズ外形の測定
     レンズ厚、直径、外径形状
   1-3 レンズ偏心の測定
     芯取り誤差、面偏心
   1-4 屈折率の測定
     屈折率誤差、複屈折

2.組み立て後レンズの測定評価
   2-1 レンズ組立誤差の測定
     レンズ間隔、組レンズ偏心
   2-2 組み立て後レンズの総合評価
     焦点距離、Fno、点像観測(偏心収差、色収差、非点収差)
     撮影解像力、投影解像力、波面収差、MTF
     ザイデル収差(球面収差、コマ収差、像面湾曲、非点隔差、歪曲収差)
     耐熱耐候、周辺光量、ベイリンググレア、外景撮影
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社
丸山 晃一

<費用>
30,000円(税別)

<お申し込み定員>
25名

<セミナー開催方法>
オンライン形式での開催(Microsoft Teams使用予定)

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。

 


●● 光学系の誤差解析入門Webセミナー ●●
(Zemax OpticStudio実例紹介付)

<開催日時>
2024年4月11日(木)13:00~16:00

<概要>
光学(レンズ)系の設計において、各種誤差(面形状、面間隔、硝材特性、偏心)の解析や設計へのフィードバックは非常に重要な項目ですが、初心者にはハードルの高い内容の1つです。本セミナーは光学系の誤差解析に関して基礎的な事柄から実際の手法までをトータルに学ぶ講座です。土台となる理論の解説に加え、光学設計ソフトZemax OpticStudioを用いた例を紹介しながら理解を深めていただくことを特徴としています。実例データを提供しますので、講座で学んだ内容をZemax OpticStudio上で確認・自習することができます。
※本セミナーではZemax OpticStudioを使用した実習はございませんが、Zemaxのサンプルファイルをご提供いたします。

<受講対象レベル>
光学設計分野での一般的な用語や概念にある程度慣れている方を対象としています。光学系設計の経験は問いません。レンズ設計ソフトZemax OpticStudioを用いた実例の説明も行いますが、使用経験は問いません。

<内容>
1.光学系の誤差解析の基礎
   1-1 光学系における誤差解析の必要性
   1-2 面形状誤差、面間隔誤差、硝材特性誤差の収差への影響
   1-3 偏心誤差とそれによって発生する収差、その評価
   1-4 公差設定の基本的な考え方とシミュレーション手法

2.光学系の誤差解析の実際
   2-1 誤差解析前の下準備
   2-2 誤差の設定
   2-3 厚み・間隔誤差の調整面
   2-4 感度解析結果・モンテカルロ解析結果の解釈
   2-5 代表的な誤差オペランドの紹介
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社
荒木 敬介、金指 康雄

<費用>
30,000円(税別)

<お申し込み定員>
25名

<セミナー開催方法>
オンライン形式での開催(Microsoft Teams使用予定)

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。

 


●● 結像光学系設計中級1「マルチコンフィギュレーション」セミナー ●●
(Zemax OpticStudio実習付)

<開催日時>
2024年5月22日(水)10:00~17:00

<概要>
本講座は、光学設計の勉強を開始されている方で、マルチコンフィギュレーションを用いた
光学設計の知識を得たいと考えておられる方を対象としています。特にズームレンズの設計
を中心に複数ポジション構成の光学系の例について詳しく扱います。
Zemax OpticStudioでの事例の紹介と実際に操作する実習を行いますので、実際にZemax
OpticStudioを使った設計の経験がある方にはより理解がしやすい内容となっています。
具体的には、ズームレンズの特許データからズームポジションを含むデータ入力を行い、
妥当な光路図を出力する実習や最適化事例の紹介、ズームレンズ以外のマルチコンフィギュ
レーションを活用したZemaxデータ事例の紹介を行います。
なお、本講座は以前のセミナー「結像光学系設計初級3」の内容に上記Zemax操作の対面実習を
設けたものです。
紹介するZemaxでの事例については、Zemaxデータも提供いたします。

<受講対象レベル>
下記どちらにも該当する方
・結像光学系設計の勉強を開始されている方で、Zemax OpticStudioを使ったことがある方
・結像光学系設計初級1、結像光学系設計初級2をご受講済みまたは同等レベルの方

<内容>
1. はじめに
  1-1 コンフィギュレーションの概念
  1-2 Zemaxでの複数コンフィギュレーションの使い方(簡単な事例)

2. いろいろなズームレンズ
  2-1 ズームレンズの定義と用語
  2-2 ズームレンズタイプの分類

3. ズームレンズのZemaxデータ作成
  3-1 レンズデータ作成の全体像
  3-2 レンズデータ作成の手順
  3-3 【実習1】光路図の出力

4. ズームレンズの性能評価と最適化
  4-1 【実習2】ズームレンズの性能評価
  4-2 ズームレンズの最適化手順

5. 応用と発展:複数コンフィギュレーションを持つ光学系
  5-1 角度が変化するミラー(走査光学系)
  5-2 その他の事例紹介
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社
福嶋 省、宮前 博

<費用>
60,000円(税別)

<お申し込み定員>
12名

<セミナー開催方法>
対面方式

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。

 


●● 結像光学系設計中級2「非球面レンズとフレネルレンズ」セミナー ●●
(Zemax OpticStudio実習付)

<開催日時>
2024年5月23日(木)10:00~17:00

<概要>
本講座は、球面レンズに対して設計自由度を加える、非球面とフレネル面を用いた設計の可能性
と設計上の注意点を解説する講座です。Zemax等を用いて非球面、フレネル面を用いた設計、
最適化を考えておられる方にお勧めです。
Zemax OpticStudioでの事例の紹介と実際に操作する実習を行いますので、実際にZemax
OpticStudioを使った設計の経験がある方にはより理解がしやすい内容となっています。
紹介するZemaxでの事例については、Zemaxデータも提供いたします。

<受講対象レベル>
光学設計の実務経験のある初中級~中級レベルの光学設計者の方を対象としています。

<内容>
1. 各種レンズの概要
  1-1 球面レンズ
  1-2 非球面レンズ
  1-3 フレネルレンズ
  1-4 回折レンズ
  1-5 面タイプの比較

2. 非球面レンズ
  2-1 非球面の歴史
  2-2 光学設計に使われる非球面
  2-3 非球面による収差補正
  2-4 非球面レンズ設計例
  2-5 非球面を使うレンズの最適化上の問題
  2-6 直交化された非球面

3. フレネルレンズ
  3-1 フレネルレンズの歴史
  3-2 フレネルレンズの収差補正
  3-3 フレネルレンズの設計に使われる手法
  3-4 ZEMAXのシーケンシャルフレネル面
  3-5 フレネルレンズを使うときの収差評価の制限
  3-6 微細形状の作成
  3-7 フレネルレンズの最適化
  3-8 ノンシーケンシャル最適化
  3-9 フレネルレンズ設計の注意点
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社
丸山 晃一、春本 祐子

<費用>
60,000円(税別)

<お申し込み定員>
12名

<セミナー開催方法>
対面方式

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。



●● メタレンズ入門Webセミナー ●●

<開催日時>
2024年5月24日(金)13:00~16:00

<概要>
近年、ナノ構造による波面制御の原理を用いた、薄型平面レンズであるメタレンズが注目を集めています。
その厚さは支持基板を除くと、光の1波長かそれ以下というもので、フラットオプティクスという言葉と
ともに、超薄型・小型の光学系を実現する光学素子として期待されています。
本セミナーでは、このようなメタレンズに関して、その原理から説き起こし、波面制御の仕組み、作製法、
光学素子としての特徴などについて解説します。

<受講対象レベル>
光学の基礎知識を一通り学ばれている方

<内容>
1.メタレンズとは
 1-1 メタレンズの概要
 1-2 フラットオプティクス
2.メタマテリアルからメタレンズまで
 2-1 メタマテリアル
 2-2 メタサーフェス
 2-3 メタホログラム
 2-4 メタレンズ
3.メタサーフェスによる波面制御:レンズ機能の発現
 3-1 メタアトム
 3-2 実効屈折率モデル
 3-3 導波路モデル
 3-4 ミー共鳴モデル
 3-5 パンチャラトナム=ベリー位相
 3-6 メタアトムどうしの結合
4.光学素子としてのメタレンズ
 4-1 メタレンズの作製
 4-2 正弦条件
 4-3 色消しメタレンズ
 4-4 2π位相折り返し
※内容は一部変更となる可能性がございます。

<講師>
チームオプト株式会社 兼 東京大学生産技術研究所教授
志村 努

<費用>
30,000円(税別)

<お申し込み定員>
25名

<セミナー開催方法>
オンライン形式での開催(Microsoft Teams使用予定)

<お申込み方法>
以下の、ティーイーエム社HPをご覧ください。